♪時のたつのは早いもので CHURIの大作

(「BOSA11(仮名)」より。作詞 by CHURI、作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 17歳)

CHURIがいい歌詞を書いてきたので、一生懸命に曲をつけてみました。ここまでは、「親友の定義」と同じですね。テーマは・・・「人生」なのかなあ。中学3年生男子が、そろばんの試験を受けて落ち、告白してもフラれ、ああ人生は無意味なものなあ、時のたつのと悲しみは「比例」するのかな、と。1番と2番はそんな感じで進みます。テーマが学生らしく、「比例」など、中学数学の用語を使っているあたりが、当時の僕にとってもとっても身の丈にあっている、というか、好ましい歌詞でした。曲は(もちろん)フォークですね。基本ですよ、ギター少年の・・・。ロックなんて嫌いだ・・・。いや、すみません。ロック様に憧れています。申し訳ありません。

ぼんやりしていて 机に向かっていること3時間
ふと外を見ると アラレが降っていた
それは窓にコツと当たって 落ちてゆく
それを見てるとなぜか むなしい気持ちになった
そう、あれは1年前のこと
僕が中学3年の時だった
そろばんの試験を受けた
自信があったのに 見事に滑って落ちた
なんで落ちたのか?と心に叫んだが
心は返事をしなかった

時のたつのは早いもので
もう1年が過ぎようとしている
時のたつのは早いもので
もう1年前のことは忘れた
しかし、本当は忘れない
いつまでも(いつまでも)
そう、時のたつのと悲しみは比例するのさ

何も買わないで町をぶらついていること2時間
ふと前を見ると ポスターが落ちていた
それは冷たい人々に踏まれてゆく
それを見てるとなにか 沈んだ気持ちになった
そう、あれは数年前のこと
僕が純粋だった頃
好きだった子に告白した
やった!と思っていたのに 見事にふられてしまった
なんでふられたのか?と心に問いかけたが
心は答えなかった

時のたつのは早いもので
もう数年過ぎようとしている
時のたつのは早いもので
もう数年前のことは知らない
しかし、本当は知っている
永遠に(永遠に)
そう、時のたつのとつらさは比例するのさ

この歌詞には続きがあって、3番では少し違った歌詞、メロディーになるのですが、そのテープが見つからないんですよね・・・。

♪人間って本当は何にもできないんですね田中さん 

♪人間って本当は何にもできないんですね田中さん
(「BOSA2」より。作詞・作曲 by BOSA 演奏 by BOSA、Az 15歳)

アベベは走っていた
シマウマが抜いた
人間って本当は何にもできないんですね田中さん
力道山はチョップしていた
ライオンが噛んだ
人間って本当は何にもできないんですね田中さん

答えてください、田中さん
人間には、人間には、何が出来るんですか?

長崎は泳いでいた
サンマが抜いた
人間って本当は何にもできないんですね田中さん
猪木は戦っていた
熊が投げた
人間って本当は何にもできないんですね田中さん

答えてください、田中さん
人間には、人間には、何が出来るんですか?

前述の天才、Azと「少年らしい発見」の唄を歌っています。人間には、実はたいしたことはできないのだ、と。人間や、世界や、宇宙全体といった大きなモノが、その人にとってどう関わるのかは、彼自身が少年時代に決定される問題です。この曲の場合、「田中さん」が、「これまでの人間にはたいしたことはできなかったが、君には何かできるかもしれない」とそっとささやいてくれたら、その人は偉人になったことでしょう。

♪vocaburary 友人の部屋で楽しく録音

♪vocaburary
(「SABO10」より。作詞・作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 17歳)

写真素材 PIXTA
(c) gnoma写真素材 PIXTA

覚えています。この曲は、RSの部屋でみんなで楽しく録音されました。RSは、所蔵する高価なYAMAHAのRX・・・を使ってリズムパターンを作ってくれました。

誰かといっしょに曲を録音するときは、日程を調整して集まって、あーでもないこーでもないと相談しながら、一日に数曲を録音することが多かったですね。

それにしても、楽曲のほうは・・・チューニングもそうですが、ひどいね・・・。ま、いまさらいうことでもないですね。