♪Kiss Me! 一人寂しく叫ぶ!


(「BOSA26」より。作詞・作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 18歳)

大学1年生の頃、4畳半の下宿部屋で、ひとりさみしくこの曲は録音されました。そして、そのタイトルが「Kiss Me!」。どうですか?さみしさが伝わってきましたか?青春はさみしい、さみしいものですね。ああ、正確には寂しい:さびしいというのですか?

しかし、「青春の作曲活動」は、それは楽しく、楽しく行われたのでした。おおよそ、作曲とか小説を書くとか、リアルな恋愛状態にあっては「名作」は生まれないものですよね。

話を聞いてくれる友達も少ない、彼女なんてモチロンいない、もんもんとした状態の中で、「名曲」は生まれるべきなのだ。

少なくとも名曲が生まれる「環境」は、長い間、整っていたはずなのですが・・・。つまらぬ雑曲を聞いていただいて心苦しい限りです。

♪聖徳太子よ、大志を抱け 「お札の人」が変わったんだよね

♪聖徳太子よ、大志を抱け
(「BOSA6」より。作詞 by CHURI 作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 17歳)

昭和59年11月1日。長らく、1万円の顔であった、「聖徳太子」が「福沢諭吉」に変更になりました。発行されたばかりの新紙幣は、なんだか紙幣としての重みがなく、ニセモノのようで。CHURIは、そのことを長い歌詞にしました。僕はギターとハーモニカでそれを長い歌にしました。「太子」と「大志」。ただそれだけの駄洒落から発想しただけなんだろ?(>CHURI)

PS)いまでは、もう福沢諭吉さまにすっかりお世話になっていますよね。この曲でさんざんバカにしたから、最近、僕のところにあまりお見えにならないのでしょうか?気を悪くしていたら、どうぞお許しください。束でお見えになっても歓迎します。

♪これは君に捧げる歌なんだぜ陰気なBaby 

♪これは君に捧げる歌なんだぜ陰気なBaby
(「BOSA4」より。作詞・作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 16歳)

これは、映子ちゃんのための歌なんだぜ。陽気であるか、陰気であるか。根アカであるか、根クラであるかは、当時の友人関係を築く上で大切な指標になっていたような気がします。明るいグループと、暗いグループ。華やかなグループと、そうでないグループ。彼女とか彼氏とか、何だか青春をすでに謳歌しているグループと、奥手でそんなことできないグループ。もちろん、僕は後者でしたけどね・・・。

陽の当たらないグループの中でも、光は照らされる。陰気な彼女にもっと光を!マイノリティに視線を熱く投げかけるこの歌は、ある意味ロック(反体制)なわけないですね。すみません。ロック様にあこがれるあまり、つい・・・。